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『東京原子核クラブ』 オーディション開催日の決定と、選考結果のお知らせ

このたびは、ワークショップオーディションの開催延期にご理解、ご協力いただき誠にありがとうございます。
(木)までにワークショップオーディションにご参加いただきたい方のみにメールをお送りいたします。
下記の詳細をご確認の上、いましばらくお待ちください。

【オーディション参加の流れと注意事項】

・ワークショップ・オーディションは7月9日(木)?7月12日(日)の4日間を予定しております。
・5月7日(木)までに順次合格者のみに詳細をメールにてお知らせいたします。
・合格のお知らせが届きましたら、5月11日(月)までに当該スケジュール内のNGをお知らせいただき、指定期日までに審査料のお振り込みをお願いいたします。
・お振込が完了した方に、6月中旬までに台本をお送りいたします。
・ワークショップオーディションは「本読み」を中心に行わせていただきます。

※審査を通過されなかった方にはメールにて合否のお知らせをお送りいたしません。ご了承くださいますようお願い申し上げます。


オフィス・マキノ / アイオーン


ークショップ・オーディション開催


2021年 1 月本多劇場にて、マキノノゾミ作・演出『東京原子核クラブ』の上演が決定。
一部キャストを募集、ワークショップオーディションを開催します。



『東京原子核クラブ』は1997年に初演。マキノノゾミが読売文学賞戯曲・シナリオ賞を受賞した代表作です。その後、 PARCO 劇場、俳優座劇場などで上演されています。今回は、マキノ自身が23年ぶりに演出も手がけます。

ーーー 舞台は、昭和初期。風変りな住人が集う東京・本郷の下宿屋「平和館」。理化学研究所に勤務する若き原子物理 学者・友田晋一郎は論文が先をこされ自信を失っています。そんな中、平和館に訪れた海軍中尉・狩野は理研の 研究で新型爆弾がつくれるのではないかと思いつき・・・ ーーー

実在の人物をモデルに、時代の荒波の中、闊達に生きる 若者たちを描いた群像劇です。 今回は新たな俳優と出会いたいとワークショップオーディション開催を決定しました。
オフィスマキノ、アイオーン


演にあたって

この作品の初演は1997年の1月で書いたのは前年の秋ですから、おそよ23年前のことになります。劇作を始めて今年でちょうど30年ですから、かなり初期の作品ということになりますが、いまだに私の代表作といえば、この『東京原子核クラブ』だとよく人からいわれます。
私も現役の劇作家である以上、代表作はつねに最新作であるべきだと考えており、そういわれることに常々不本意な思いも抱いております。
ただ、当時は熱に浮かされたように無我夢中で書いたこの作品を、今の年齢であらためて読み直してみると、やや得心も行くようになりました。
たとえば、この作品には、戦時中の日本における原子爆弾製造計画についてふれた箇所があります。 今読み返してみると、自然科学の発達が、ときに後戻りできない人類にとっての閾値を易々と超えてしまう恐怖と、状況次第では私たちはいとも容易に被害者から加害者の地位に転落し得る可能性があること、その重要な事実を忘れずにいることを表明しておくことなどが、(当時はさしたる自覚もないままに)執筆時の主題であったように思われます。
さらに登場人物の多くはしっかりとした良心を持った善人ですが、科学者であれ、芸術家であれ、軍人であれ、誰一人として国家の行いつつある戦争に対してこれを抑止する力を持たず、無力なままで終わります。
これらの主題やモチーフは、執筆当時よりも、間違いなく現代の方がより喫緊の、切実性を伴ったものとなっているように思います。歴史となった過去の物語を書いたつもりが、いつのまにか遠くない将来のことを描いているような気がしきりにして、空恐ろしささえ感じます。
この作品に込めた23年前のさまざまな思いを、今回あらためて咀嚼、熟考しながら、再びこの作品と向かい合いたいと考えています。
マキノノゾミ


【マキノノゾミ 略歴】
静岡県出身。劇作家・脚本家・演出家。同志社大学文学部卒業。劇団 M.O.P.主宰(1984年旗揚げ〜 2010年解散)。
主な受賞として、01年に『赤シャツ』(作)『黒いハンカチーフ』(作・演出)で第36回紀伊國屋演劇賞個人賞、01年に『怒濤』(演出)で第8回読売演劇大賞優秀演出家賞・作品賞、08年に『殿様と私』(作)で第15回読売演劇大賞作品賞、11年に『ローマの休日』(脚本・演出)で第36回菊田一夫演劇賞受賞などがある。 最近の主な作品に『再びこの地を踏まず-異説・野口英世物語-』(15/脚本)、『真田十勇士』(16/脚本)、『音楽劇「大悪名 The Badboys Last Stand!」』(17/作・演出)、青年座『わが兄の弟―贋作アントン・ チェーホフ傳―』(17/作)、『魔界転生』(18/脚本)、 グループる・ばる第24回公演「蜜柑とユウウツ〜茨木のり子異聞〜」(18/演出)など。朝の連続テレビ小説『まんてん』(NHK)、映画『真田十勇士』など映像作品も多数執筆。
2020 年は6月に文学座『昭和愚美人草』(脚本)、7月〜『巌流島』(脚本)が上演される。




演概要 『東京原子核クラブ』 (作・演出: マキノノゾミ)
稽古:2020年 12月 1日〜予定(東京都内)
本番:2021年1月9日(土)〜17日(日) 予定(本多劇場)
プロデューサー 田窪桜子/渡辺順子
企画・製作 オフィス・マキノ/アイオーン




場人物 (※登場順)
友田晋一郎   少壮の物理学者。理化学研究所に勤務する。「平和館」の住人。
橋場大吉    東大野球部員。「平和館」の住人。
早坂一平    ダンスホールのピアノ弾き。「平和館」の住人。
大久保桐子   下宿「平和館」の娘。
箕面冨佐子   「平和館」の住人。
竹山真先    友田の同僚。「平和館」の住人。
大久保彦次郎  下宿「平和館」主人。
谷川清彦    新劇青年。「平和館」の住人。
小森敬文    友田の同僚。「平和館」の住人。
狩野良介    海軍中尉。竹山の友人。
西田義雄    理化学研究所主任研究員。友田晋一郎たちの師。
林田清太郎   東大野球部部員。




募資格 ・ 年齢不問。
・ 稽古・公演期間に参加できる方
・ 心身ともに健康で俳優経験のある方




ーディション日程 後日発表






募方法 タイトルを【TGKWSAD2020】とし(半角)、
E-mail(genshikakukurabu@gmail.com)でご応募ください。
下記の内容をA4サイズ1枚に収めたプロフィール(PDF)を添付してください。
参加NG日も必ずご記載ください。

1. 名前(または芸名) ふりがな
2. 生年月日
3. 身長・体重
4. 上記オーディション日程でNGの日時
5. 舞台出演歴
6. 電話番号(ご連絡のつきやすいもの)
7. メールアドレス
8. 住所
9. 近影の全身写真・バストアップ写真を各一枚添付ください。




加費 税込 3,300円(『東京原子核クラブ』台本送付費含む)
※オーディション会場までの交通費などは自己負担。




募締切 応募受付は終了しております。
(合格者のみ後日メールにてお知らせします。メール発送と同時にTwitter上で発送終了のお知らせをします。)




考方法 書類選考を通過された方には、実技審査の会場・日時・参加費の振込先・審査内容等の詳細等についてメールにて担当よりご連絡します。
これらのご質問に選考中はお答えできませんことをご了承ください。
※「@gmail.com」のドメインのメールを受信できるように設定ください。




注意 ※18歳未満の方は保護者の同意書を提出ください。
※公演への参加費、チケットノルマ等の負担はありません。実績に応じてご相談の上出演料をお支払いします。
※劇団・芸能事務所などに所属されている方はマネージャーからの応募、個人からの応募の両方を受け付けます。個人の場合はご自身で上記条件を所属元の了解を得た上で、応募ください。




問い合わせ genshikakukurabu@gmail.com





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